気持ちのいい日曜日、家族でボートに乗りにいきました。
大きな池があって、眺望の良い公園。
昔ながらの足漕ぎボートに乗ると、池の上では雑音が消えて、とっても静かな時間が流れていました。
ふと思い出します。
マルコが学生の頃、この公園にも足を運んでいたということを。
何度も車で一緒に通っていたけれど、マルコからは聞いたことなかった。
ペッピーノに教えてもらって、初めて知ったことでした。
先日、半年ぶりぐらいに気の置けない元同僚と、食事に行きました。
父のことがあってから、集まりに参加するのを断っていました。
でも、私が出かけられる気分になるまで、温かく見守って、待っていてくださいました。
久しぶりの夜のお出かけに、緊張しながら、何を話そうかと心配しながら、出かけました。
心配は消えて、楽しくて、5時間ぐらいがあっという間に過ぎ、
夜の町をわいわいと歩いていると
ふと思い出します。
ここは、マルコが下宿していた場所だと。
マルコが学生時代に、通っていたというレコード喫茶は、この辺りにあったんだな。
学生時代の仲間と、マルコもこの辺りでお酒を飲んでわいわい楽しんでいたのではないかな。
もしかしたら、川におりて、水遊びなんかもしていたのかな。
そんなことを考えると、嬉しくなって、今の私の生活には、マルコの思い出が根付いていることに気付きます。
自分が歩いた道を、また同じようにマルコも友達と歩いていたのかもしれない。
神社の脇道を通って、下宿まで帰ったのかもしれない。
マルコの辿った道を、私も同じように歩いて行きたい。
どこにいるのかわからないけど、どうか見守ってて。
マルコに劣らないぐらい充実した人生を
マルコみたいに最期の一日まで楽しんでみせるからね。
次会えたら、頑張ったねって褒めてよね。