ウンブリア州州都 テヴェレ川流域の豊かな緑に囲まれた町。エトルリアに起源があり、都市の玄関としてのエトルリア門は巨石でつくられ威厳がある。前3世紀の建造物を完璧に維持するイタリア唯一の町、と言われる。紀元前40年、ローマに破壊されたあとアウグストゥスがエトルリアの技術で修復した。正面装飾の5つの円形は防御の盾を意味している。門前にはイタリア国立外国人大学がある。スカラ・モービレ(歩く歩道)、エレベーター、ケーブルカーが随所に用意されているので起伏の多い町も動きやすい。最も重要な歴史建造物は11月4日広場にある。広場の中央には1280年、水道橋の完成を記念して設置された噴水フォンターナ・マッジョーレ・(町のシンボル)がある。噴水盤にはブロンズ製の3人のニンフ像が施されている。



プリオリ館・ウンブリア国立美術館

ゴシック様式の建物で13~15世紀に工事が行われた。コムーネ時代を代表する建築物で今は市役所、美術館が入っている。豪華に装飾された扉口の上部リュネットには町の3守護聖人の像がある。広場のほうからの正面扉口の上には皇帝派のライオンと市民派のシロエリハゲワシのブロンズ像が突き出ている。中に入ると横に並ぶしっかりした力強い大アーチが見られる。