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 トリノの南東に位置する、この町の名前から何を連想しますか? 1969年のフランス映画『ボルサリーノ』、記号学者ウンベルト・エーコの生誕地ぐらいでしょうか。1857年、ジュゼッペ・ボルサリーノが、ここアレッサンドリアで創業した工場から生まれたソフト・ハット「ボルサリーノ帽」を映画の中でドロンとベルモンドが粋に被っていました。製造拠点がフランスに近いこともあって映画のタイトルになったとか・・近年、この帽子ブランドメーカーは経営悪化で破産寸前までいきましたが、最新情報によれば、なんとか、流通・販売を継続、雇用を守り、アレッサンドリアの生産拠点を維持することが出来ているようです。旅行者マルコが思い浮かんだのはボルサリーノでもエーコでもなくマレンゴ歴史博物館です。



アレッサンドリア駅からバスがありますが、私の訪れた日は便数の少ない日で、タクシーを利用しました。15分で到着。帰りはスタッフにお願いしてタクシーを呼んでもらいました。感謝!!

フランスの歴史を世界史の教科書で復習しました→1798年オーストリア:第二次対仏大同盟を結び北イタリア領有→1799年フランス:ナポレオン第一統領に就任→1800年5月ナポレオンはサン・ベルナール峠を越えて北イタリアへ侵攻→6月14日オーストリア軍と衝突(マレンゴの戦い) 午前中ナポレオン軍劣勢 午後ドゼー将軍の援軍により辛くも勝利(31歳のドゼーは戦死)→オーストリア軍アレッサンドリアに敗走→1801年2月リュネヴィル条約 第二次対仏大同盟崩壊 自らの運命をかけた戦いに勝利したナポレオンは愛馬(葦毛の白馬)をマレンゴと呼んだ。マレンゴは今後のすべての戦いでナポレオンと共に過ごした。



マレンゴ歴史博物館