トリノ 山岳博物館(ポー川を越えた丘の上) 眺望が素晴らしい

ピエモンテ州の州都、150年前はイタリア統一運動リソルジメントを主導したサルデーニャ王国の首都でした。サヴォイア家の

    最盛期(17世紀)に整備された街並みは、建築家ユヴァーラによって王宮、広場、ローマ通りの柱廊、彫刻や絵画を施した宮廷建築が途切れることなく配置され、「サヴォイア家の王宮群」として世界遺産になりました。中央駅ポルタ・ヌオーヴァ駅前の案内書で地図をもらい、北へまっすぐカステッロ広場まで歩く、この30~40分の散策だけで歴史的な街並み(バロック建築・老舗カフェが並ぶ)を堪能できます、歩き始めると市内を流れるドーラ川とポー川の像に会えます。カステッロ広場からもう一つの中央駅ポルタ・スーザ駅まで歩くと、ムード転換、市民生活風景や様々な人種の方々を見ることができ、トリノの現在の姿が覗えます。



王宮武器庫 12-18世紀の甲冑や武器のコレクション 

サンカルロ広場:16世紀サヴォイア公 エマヌエーレ・フィリベルト像 フランスから領地奪還を果たした。南に向かって左側 サンタ・クリスティーナ教会 右側 サンカルロ・ボロメオ教会 17世紀建造 バロック式

地下鉄リンゴット駅徒歩10分 1960設立 自動車の変遷 古い蒸気自動車 クラシック・カーの展示



モーレ・アントネッリアーナ/国立映画博物館

トリノの工業化による急速な発展は都市拡張をともなった、東北部の拡張計画を行ったアレッサンドロ・アントネッリは163mの高さを誇るレンガ造りのモーレ・アントネッリアーナを建築した。このユダヤ教寺院として建築された高層建築は19世紀の発展のシンボルとなり、その個性的な屋根は市民に愛着をもって眺められています。現在ではトリノ市のシンボルとなり、アルプスの峰々とマッチして、絵になる風景を生んでいます。

5階建ての構造を利用して、内部にはらせん型の通路が作られ、映画の歴史、撮影技術、機器、映画フィルム、ネガ、小道具、衣装などの展示コーナーにつながる。ラウンジ・チェアの並ぶ1Fフロアでは名作映画が巨大スクリーンに映され、横のガラス製のエレベーターで展望台に昇れば眺望抜群。

    先日訪れたスペルガ行き登山電車の係員の男性がここではエレベーターの人員整理をやっていた。トリノは職員不足?!(^^)!



フィアット:1899年トリノで創業されたイタリア最大の自動車会社 社名は4つの頭文字から成る・・ファブリカ(工場)のF、イタリアのI、オート(車)のA、トリノのT フィアット=トリノ、とも言われる。リンゴット工場が建設された20世紀初頭、労働者階級に社会の注目が集まり、トリノEXPO1911は「工業と労働者」がテーマとなった。1944年3月1日、ドイツ占領下の労働者たちが反ファシズムのストライキを開始したが、運動の中心はフィアットの労働者たちだった。


スペルガ聖堂

建築家ユバッラの傑作 18世紀ピエモンテ建築を代表する 地下はサヴォイア家の墓所 サッシ駅からスペルガ駅まで20分 赤い登山電車が懐かしい 

       ~スペルガの悲劇~ 1949.5.4  強豪チームACトリノ選手と監督搭乗のアリタリア機が外壁に墜落 31死亡 選手18スタッフ5       


ヴェナリアの王宮


カステッロ広場から専用バス40分 サヴォイア家の夏の別荘としてトリノの北10㎞に 大広間と大庭園 ヴェルサイユ宮殿をモデルとして、サヴォイア家の華やかなりし時代(17世紀後半)に建造されました。長さ80mの大広間は1997年、世界遺産に登録されたサヴォイア王家住居の中でも美しさにおいて、際立っています。