ヴァッレ・ダオスタ州州都
サン・ベルナール峠でスイスとフランスに結ばれています。200年以上も前になりますが皇帝になる直前のナポレオンがアルプスを越えてやってきた時に通った峠です。愛馬(マレンゴ)に跨った雄姿はダヴィッド作の油彩画として残り、ナポレオンのイメージが作られました。アルプス越えの交通路の要としてアオスタの町は商人や巡礼者にとって極めて重要な拠点でした。前1世紀にローマが占領して地方総督府を置いた。鉄道中央駅からなだらかな坂道を10分も歩けば旧市街、中央のサンタンセルモ通り(アオスタ生まれの聖アンセルモに因む)を歩けばローマ時代の遺跡に次々と出会うことができます。海抜4000m級の山々に囲まれています清々しさと景観の素晴らしさ、歴史の好きな旅人には至れり尽くせりの街です。私マルコはトリノから2回列車で来ましたが、2回とも乗り換え駅が違い、その駅の駅員さんでさえ発車ホームが出発直前までわからない、乗客と駅員がともに右往左往する、というまさにイタリア的?な面白さが体験できました!(^^)!。