ロムルスとレムス

ローマは七つの丘から成り立っている、そのうちのパラティーノの丘で狼に育てられた双子のロムルスとレムス兄弟がエトルリアの王を追放して都市国家ローマを建設しました。ギリシア神話の影響のもとに出来上がったローマ神話に登場する英雄です。国名をローマにするかレモラにするかで対立し、レムスは殺害された。コロッセオに面したパラティーノの丘にのぼると狼の穴が保存されていますがやっぱり神話なのです。レムスの子は北に逃げてシエナを建設しました。これも神話!

ローマ共和政

エトルリアの支配に入っていたラテン(ローマ)人の貴族たちは前509、エトルリアの王を追放して任期1年、定員2名のコンスル(執政官)を最高位とする共和政を開いた。王政時代にできていた長老たちによる元老院、民会はそのまま存続した。共和政時代の民会・元老院が開かれた場所やローマの神々を称える建造物が集中している「フォロ・ロマーノ」は案内書で確認しながらゆっくり廻られることをお勧めします。紀元前5世紀にタイムスリップしてローマが「永遠の都」と言われるまでに発展していく拠点であったことを実感しましょう。